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200人以上に指導して来て分かった、ブログで失敗する典型的な3パターンとその対処法
ブログで生計を立てているやぎぺーです。
これまでに200人以上に個人メディアの運営について指導してきました。
指導していて上手く行く人もいれば、失敗する人ももちろんいるわけで、「何が違うんだろう?」とずっと考えていました。
その中で成功するパターンは無数にあるけれど、失敗パターンは驚くほど少ないことに気づいたんです。
そのパターンを事前に知っておいて、避けることが出来れば失敗から逃れることはそんなに難しいことではありません。
あなたも自分の得意分野であれば、初心者を見て、「あの人は上手く行かなそうだな…」というのがなんとなく分かるのではないでしょうか?
ぼくはブログでのそのパターンが分かるようになり、やっと言語化出来ました。
この記事では、これまで200人以上にブログ運営を指導してきて分かった「ブログで失敗する人の典型的な3パターン」と、その対処法を説明します。
これからブログを頑張って行こうという方はまずは失敗パターンを知ることから始めましょう。
失敗パターン1.お金だけがモチベーションになっている
ブログを書いた結果得られる収益をモチベーションにすることはもちろん良いこと。
ブログで人を集めて広告を掲載し収益を上げるのも立派なビジネスです。
けれど、収益が上がることだけをモチベーションにしてしまうとブログが上手く行かないパターンが多いです。
なぜなら、ブログは即金性が低いから。
最初の1年は雀の涙ほどしか稼げません。ぼくは最初の2ヶ月で50記事書きましたが合計の収益はたった1,539円でした。
ブログの目的がお金だけになっている場合は、この1年を乗り越えることがとても難しいです。
それは人間が、「将来的に多くの利益が得られると知っていても、目先の利益を選んでしまう」という現在志向バイアスを持っているから。
最初は1ヶ月をかけても1000円収益が上がるか分からないブログよりも、1時間でライターとして案件をこなして1000円稼ぐ方が魅力的に見えるのです。
ブログが真価を発揮するのは1年以上続けてからで、そうすると不労所得のようになって毎月安定した収益を上げてくれるようになります。
→ブログを頑張っておくと、セルフベーシックインカムが実現できる
そしてお金だけがモチベーションだと失敗する理由として、「ブログを好きでやっている人に勝てない」ことも挙げられます。
考えてみてください。
ブログが大好きで喜々としてキーボードを叩いている人と、お金のために嫌々記事を書いている人、どっちがより良い記事を書けるでしょうか?
間違いなく前者のブログが大好きな人です。
好きじゃなく成功できるほど甘い世界じゃないんですよね。
お金だけがモチベーションになっている場合の解決策
お金を稼ぐことだけではなく、金銭以外のモチベーションを得られるようにしましょう。
例を幾つか挙げておきます。
- ブログで新しく人間関係が広がることが楽しい(オフ会に参加!)
- ブログで影響力がつくのが楽しい(発信し続けることで影響力はどんどん高まります)
- ブログによる自己発見が楽しい(多くのブロガーがブログを通して自己実現が出来たと言っています)
これらを金銭とは別のモチベーションとして持つことで長い目でみないとお金になりにくいブログを続けることが出来ますよ。
失敗パターン2.「ひたすら記事を書け!」を文字通り受け取ってしまい、思考停止状態に陥ってる
ブログを初心者のときにノウハウを探していると良く見かける、「まずは3ヶ月毎日100記事書け!」というアドバイス。
それを真に受けてとにかく記事数を増やそうとしてしまうのも陥りがちな失敗パターンです。
100記事以上書いているのに月間1万PVを超えられていないと、これにハマっている可能性が高い。
記事を沢山書くことはとても大事ですが、書いた記事の数だけを基準にすることは間違っています。
何も考えずに100記事書いていても読まれるブログにはなりません。
当たり前ですね。100記事書けばいいだけなら、そこら中プロブロガーだらけになっていますから。
けれど、記事を書かないことには読まれるわけもない…。
そこで!
記事を書くことが目的化してしまっているときの2つの解決策
記事を書くことが目的化してしまって、なかなかブログが読まれるようにならない場合に有効な解決策は2つ。
1.実際に読まれている記事に触れて、その要因を分析する
記事を書くことだけが目的になっている人は、1つ1つの記事の質を高めていく必要があります。
そこで一番有効なのが、他の人が書いた良い記事を読んで分析すること。
読んで研究するべき記事の探した方は2つ。
1つは、はてなブックマーク数の年間ランキングから気になったタイトルの記事を読むこと。
- 2015年 話題になった記事は? はてなブログ 年間ブックマーク数ランキング トップ200を大発表!
- 2014年の「はてなブックマーク 年間ランキング」100位まで
- 根強い「まとめ」人気 2013年の「年間ブックマーク数ランキング」
このように毎年、はてなブックマーク数が多い記事ランキングが発表されています。
はてなブックマーク数が多い記事を見れば、ネットで読まれやすい記事の傾向がつかめてきます。
ざっと眺めて見て、タイトルが気になったものをクリックし、なぜこの記事が読まれているのかを考えてみましょう。
「タイトルが魅力的」「画像の使い方が上手い」「見出しがきっちり整理されていて情報が得やすい」「文章がうまくて引き込まれる」など色んな要素が見つかるかと思います。
そして考えた結果、読まれる記事に必要だと思った要素を次に書く記事に盛り込むようにしてください。
もう1つおすすめなのが、自分が次に書こうとしているタイトルに入っているキーワードで検索してみて、上位に出てきた記事を読むこと。
この記事の場合だと「ブログ 失敗」と調べてみます。
このようにGoogle検索で上位表示されている記事はまさに読者に求められている記事です。
その記事を読み、「なぜ読者に求められているのか?」と考えてみましょう。
考えたらさっきと同じように、その記事の良かったところを自分がこれから書く記事で真似をします。
(もちろん文章をコピペするのはNGです)
この方法で読まれる記事を書くためのブログ脳は鍛えることが出来ます。
記事数が目的になってしまっていた方は、ぜひ実践してください。
2.他人から評価してもらう機会を得る
もう1つの記事を書くことが目的化してしまっている場合の解決策は、他人から自分の書いた記事を評価してもらうこと。
記事をたくさん書いているけれど読者・PV数が増えて行かない場合は「他人に読んでもらう」という視点が欠けています。
それを自分で気づくのはなかなか難しいので、恋人でも友人にでも、客観的に記事を読んでもらって率直な感想を聞いてみてください。
読んでもらった後にヒアリングするべきポイントを挙げておきます。
- このタイトルで記事が読みたくなるか
- 序文を読んで記事全体を読みたいと思ったか
- 記事の論理構成はしっかりしていて説得力があったか
- 記事を読んでいて詰まった部分がなかったか
- デザイン的に読みづらい場所がなかったか
- 記事の情報量は十分だったか
このポイントを第三者に評価してもらうことで、自分の記事に足りない要素が分かります。
その足りない要素を1つずつ潰していけばより良い記事が書けるようになっていくというワケ。
記事を書くことが目的になってしまって伸び悩んでいる方は紹介した2つの方法を実践し、記事のクオリティを高めてください。
失敗パターン3.色んなノウハウを読んだ結果、記事を書く心理的ハードルが上がってしまいブログが書けなくなる
3つ目の失敗パターンはさっきの逆です。
という気持ちが強すぎるあまり、最初から色んなノウハウを読んだ結果、記事を書く心理的ハードルが上がってしまい書けなくなってしまっている状態。
というのはちょっと酷すぎるので解決策をアドバイス。
記事を書く心理的ハードルが上がっているときの解決策
ブログの良いところ、それは記事を出した後にいつでも修正できることです。
なので安心して駄文を世の中に放り出しましょう。
ぼくもブログを始めた当初は沢山の駄文を生産しました。
その当時は大真面目に書いていましたが、ブログを始めて1年経った後に読み返してみると、しょーもない記事だらけ。
今はブログで生計を立てられるようになったぼくでもそうなんです。
現在は修正・削除してなんとか読めるレベルの記事になっていますが最初はひどいものばかりでした。
最初からクオリティの高いものが書けるわけないんです。
ダーッと手を動かしてみて、自分がどのくらいの文章を書けるのか見てやりましょう。
まずはブログに慣れることが大事ですよ!どうせ最初に書いた記事なんで読まれないんですから!
結論:まずは50記事書け。それで読まれる気がしなければ失敗パターン2の解決策を実践せよ。
ブログの失敗パターンを避ける方法のまとめ
ブログで失敗する人の典型的な3つのパターンを解説しました。
- お金だけがモチベーションになっている
- 記事を書くことが目的化してしまっている
- 記事を書く心理的ハードルが上がっている
ブログ初心者の多くはどれかのパターンにハマってしまうことが多いです。
ぼくは3つ目のパターンになって、記事を書くのが辛い時期がありました。
紹介した3つの解決策を実行し、壁を乗り越えられるよう頑張ってください!
簡単には上手く行かないブログですが、考え抜いて育ててあげれば大事な資産になります。
ブログ運営は楽じゃないけれど、楽しいですよ。