インプットした知識はアウトプットして初めて、本当の知識になる理由

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読んでいた文章術の本の中で、ストンと腑に落ちる章がありました。

今日の記事ではそちらの紹介をします。

 

目次

インプットしただけでは短期記憶となり、すぐに忘れてしまう

文章に関する本を何冊も書かれている山口拓朗さんの本から引用。

脳には一時的に記憶を保存する「短期記憶」と、記憶の保存期間が長い「長期記憶」のふたつの働きがあります。
「短期記憶」に一時保存された情報のうち、脳が「これは覚えておくべき重要な情報だ」と判断した情報のみが、「長期記憶」へと移動するのです。

「長期記憶」はその人専用の「内蔵辞書」となります。
この辞書からはいつでも必要に応じて情報を引き出すことができます。

一方、「長期記憶」に移動しなかった情報(短期記憶)は、その多くが、数時間〜数ヶ月で自然に消滅してしまいます。

では、「短期記憶」から「長期記憶」へと情報を移すにはどうすればいいのでしょうか? その効果的な方法が、情報のアウトプット(出力)である「話す」ことと「書く」ことです。  
そう、アウトプットとは、その人自身が「言葉を使う」ことにほかならないのです。

人が話したり書いたりするときには、必ず、次の「①→②」のプロセスが伴います。
【プロセス①】情報を理解する
【プロセス②】情報を整理する  

情報の「理解→整理」を行うことによって、「短期記憶」の情報が「長期記憶」へと移動するのです。事実、ふだんから人とよくおしゃべりをしたり、メモを取ったりしている人は、記憶から引き出せる情報量も多いはずです。「話す」や「書く」を通じて、情報の「理解→整理」を行っているからです。
 
話すことも書くこともせずに、情報の「理解→整理」が行われることはないでしょう。その結果、情報が「短期記憶」にとどまり、そのまま消滅してしまうのです。

ふだんからこのサイクルを継続している人は、脳から引き出せる情報の量も多く、「長期記憶」の定着も、より強固になっているはずです。

【「話す・書く」が習慣化できている人】 「長期記憶」の量が多い➡脳から引き出せる情報が多い
【「話す・書く」が習慣化できていない人】 「長期記憶」の量が少ない➡脳から引き出せる情報が少ない

 おそらく、あなたの周りにも「物知り」「博学・博識」「知の巨人」と呼べるような人が一人はいると思います。
その人たちをよく観察してみてください。よく話し、よく書く、つまり、アウトプットの達人ではないでしょうか。  
逆に言えば、いくら年に数百冊読む読書家であっても、世界中を駆け巡る旅人であっても、何のアウトプットもしなければ「知の巨人」にはなれません。
「短期記憶」から「長期記憶」へと情報が移動しないからです。

この部分が、毎日文章を書いている僕にとって凄く響きました。

そういえば、ブログに一度書いた内容は、突然質問されたときでもパッと答えが出てくるんです。

やぎぺー
あ、そういえばこれブログに書いたな

と脳の検索エンジンから引っ張ってこれるようになります。

ブログに書いた内容=脳内にある情報をまとめた検索エンジンになっている状態。

反対に、本を読んで「ここめっちゃ勉強になるな」と思ったことでもブログに書かないでいるままだと、いつの間にか忘れてしまいます。

インプットした知識をその場の一時的なもので終わらせずに、いつでも利用できる知識にするには話す・書くというアウトプット行為が必要になるんですね。

 

時々油断して「これはブログに書かなくてもいいや」と思ってしまう自分の尻を叩く材料にします。

 

この山口拓朗さんの本は文章を書く人にとって勉強になることばかりで、夜中に読み始めたら寝れなくなるほど面白かったです。

今僕もまさに、本で読んだ知識をブログにすることによっていつでも使える長期記憶として保存することができました。

インプットとアウトプットは2つでセット。

あなたも、学んだことを無駄にせず誰かに伝えるというアウトプットをセットにすることを習慣化してはどうでしょうか?

 

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