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やりたいことで生きるためにはまず「ミニマルライフコスト」を計算するといい
こんにちは、八木仁平です。
今回は自分の好きなこと、やりたいことで生きて行きたいと思った時に必ず直面するお金の問題との向き合い方について書いていきます。
「好きなことで生きていく!」と思った時に、出てくる思考の1つが「でも、これでお金稼げるだろうか?」というもの。
ここで「いや、稼げなさそう。だから多少つまらなくても今の仕事を続けよう。」と思う人も多いです。
ですが実際に「何円あれば大丈夫なんですか?」と聞くと、正確に答えられる人はほぼいません。
なんとなく20万とか30万という数字をボンヤリと考えている人が多い印象です。
そこで思考停止してしまうのは本当に勿体無い。
この記事では、お金の問題と向き合った方がいい理由と、向き合う具体的な方法を解説します。
同じ内容をYouTubeでも話しています。
お金は生存と直結している。だからお金の恐れを乗り越えなければ好きなことはできない
なぜこんなにもお金のことが心配になるのか。
それは、現代においてお金は生存と直結しているから。
この図を見てください。
これはマズローの欲求五段階説という、人間の欲求を段階的に表したもの。
この図の下から2つ。
「生理的欲求…ご飯を食べたい、眠りたいなど」「安全の欲求…安全な場所で暮らしたいなど」は、現代ではお金と直結しています。
お金がなければ満たせない欲求なんですね。
多くの人がお金の心配をするのは、この2つの欲求を満たしたいからです。
そして「自分の好きなことで生きていきたい」というのは、ピンク色の「自己実現の欲求」のことなんです。
つまり、まず土台となる2つの欲求を満たせることが保証されていないと「自己実現の欲求」に目を向け続けるのは難しいんですね。
だから「自分の好きなことを仕事にして稼いでいけるのか心配」と考えている人は、まずはいくらあれば自分は生きていけるのかを細かく計算する必要があります。
これをしないと、いつまでたっても「お金が不安だ」という状態が続いてしまうので。
ミニマルライフコストを計算しよう
最低限生活していけるだけのお金のことを、僕は「ミニマルライフコスト」と呼んでいます。
これは四角大輔さんが提唱された概念。
実際に僕が自分のミニマルライフコスト(最低限の固定費)を計算したのが以下の表。
僕のミニマルライフコストは約16万円でした。これが生きていくために最低限必要な金額。
そしてプラスで34万円あれば最高に楽しく生きていける金額になります。つまり合計50万円あればそれ以上は必要ありません。
是非みなさんも、面倒くさがらずに計算してみてください。
特に分類などは必要なく、かかっているコストを適当に書き出せばオッケーです。
- 最低限生きていく上で必要な金額(固定費)
- 楽しく生きていくために必要な金額(変動費)
この2つを明確にしておけばオッケーです。
ミニマルライフコストを満たすためには、どれくらい働けばいいか考える
ミニマルライフコストが分かれば、自分の好きなことをどうやって仕事にしていくかの具体的なプランを立てられます。
「16万円なら、好きなことと並行して最悪バイトをやれば余裕で稼げるな」
「今1万円稼げているから、16万円なら届きそうな気がする」
など、ボンヤリと好きなことを仕事にするのが怖い状態から、生産的に考えられるようになるのです。
これがミニマルライフコストを明確にしておくメリット。
もちろんこの金額を下げられるなら、できるだけ下げた方が良いでしょう。
固定費が増えると精神的にあまり良くないので、僕の場合はいくらお金を稼げても、住む場所のグレードは上げないようにしています。
ミニマルライフコストを明確にするのが、自分の好きなことで生きていくための第一歩。
ぜひ自分に必要なお金を具体的に把握してみてください。