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弟が東大に落ちて、早稲田へくることになった
ぼくにはお兄ちゃんと弟がいる。
つまり男3人兄弟のまんなか。
今日は弟について書こうかなと。
弟はバドミントンが下手だった。
じつは3人兄弟みんなが中学高校とバドミントン部にはいっていた。
同じ学校の同じバドミントン部。
お兄ちゃんはキャプテンでチームのエースだった。
ぼくも一応インターハイに出場できた。
でも弟はバドミントン部の6年間をとおして1回も公式試合で勝てなかった。
毎朝授業がはじまるまえに体育館に練習にいって、
放課後の部活にも真面目にとりくんでいたけれど、結果にはつながってなかった。
最後の公式戦で負けた後、「東大を目指す」と言った。
弟は部活引退となる最後の公式戦でも1回戦で負けてしまった。
あれだけ真剣にやっていたバドミントンで結果がでなかったのはめちゃくちゃ悔しかったと思う。
何で努力が実らなかったんだろうと、応援していたぼく自身もすごく悔しかった。
部活の引退試合の翌日から、弟は「東大に入る!」と言って部屋にこもって勉強する生活をはじめた。
担任の先生に「今の学力じゃ東大は厳しいから先生になりたいなら東京学芸大学にしなさい」といわれたらしいんだけど、
「ふざけんな!」とブチ切れて、ひたすら東大を目指して勉強していた。
予備校にはいかずに自宅の部屋を勉強道具以外なにもない状態にして超ストイックに勉強していた。
部屋の入口には「鬼の勉強部屋」と書かれていた。
なかなかダサいな。
勉強時間に比例してドンドン上がっていく成績。
最初の東大模試ではF判定だったんだけど、年末の模試ではB判定がでたとよろこんでいた。
ぼくも帰省したときにセンター試験の対策についていろいろ教えて、受かって欲しいとずっと思っていた。
年明けのセンター試験では全科目平均90%をとれて、東大の足切りは余裕で突破。
早稲田大学にもセンター試験を利用した入試で合格できた。
すごいぞ!
いよいよ東大入試本番。
センター試験から約1ヶ月後の東大入試。
1科目150分というアホみたいに長い試験をへろへろになりながら解いたと言っていた。
試験は2日あるので、1日目の夜に渋谷で一緒にばんごはんを食べたときには
「受かるか落ちるかは五分五分くらい」といっていた。
(東大入試1日目、渋谷のお店にて)
2日間の試験が終わったあとに電話すると
「つかれたー!もうやりきったきどっちでもいい!」と清々しそうに言っていた。
3月10日、合格発表。
昨日3月10日、弟の誕生日。
くしくも東大の合格発表日も3月10日の昼12時。
12時ちょっとすぎに弟から電話がかかってきた。
第一声。
「落ちた〜〜!!!」
ぼくは、(あんだけ頑張っても落ちるのか…)と思った。
「そうか、頑張ったな!お疲れ様!」と言った。
弟は4月からぼくと同じ早稲田大学にくることになった。
東大を目指していたのに早稲田にくることになったのはすごく悔しいと思う。
でも、東大という目標を掲げたからこそ早稲田に入れたのかなとも思う。
バドミントンで結果を出せなかったことに折れるどころか、
逆に奮起できた弟のことを本当に尊敬する。
ぼくのブログをずっと読んでいて「早くブログとYoutubeやりたい!」と昨日もう言っていたから、
MacBookAirを選んであげた。
前を向くのがほんとうに早い。
弟のこれからが楽しみだ。
「ブログに東大のこと書いていい?」と聞いたらこんなLINEが返ってきた。
たくましいなオイ。
これからもがんばれよ!
追記:2016/03/27
弟に早稲田大学を案内して、大隈講堂と写真を撮ってきました。かっこいいね!
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