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自給自足のエコビレッジ「サイハテ」に訪れて気づいた、ぼくたちが幸せになる方法
「えっ、キャンピングカーって買ったの!?」
自給自足のエコビレッジ「サイハテ」に行って言われた衝撃的な一言。
サイハテの人にとって、キャンピングカーとは買うものではなく作るものらしい。
熊本の山奥にあるエコビレッジサイハテ
熊本県 宇城市、宇土半島… 海山豊かな三角(みすみ)の山のうえにある 衣食住+文化循環型のエコビレッジ。
ルールやリーダーも無く、 みんなの知識・経験と「やりたい」想いの循環相乗効果にて…
合言葉「お好きにどうぞ」のもとこれからの暮らしを模索・実践するコミュニティーです。
熊本県の山の上にあるエコビレッジサイハテ。
村民は全部で26人、内9人が子供の小さな村です。
▼サイハテ村のマップ▼
先日、村内にゲストハウスを作るクラウドファンディングに挑戦し190万円を集めて成功!
今最も注目されている熊本のエコビレッジです。
そんなサイハテに先日おじゃまさせていただき、都会とは全く違う生き方に衝撃を受けました。
ちなみに山の中にあり、途中にえげつない道を通ることになります。
夜中に行くと遭難する気がします。
登り切った先からの景色。
なんと、WiMAXはギリギリ電波が届いてました。笑
案内していただいたのはサイハテ村の広報として活動されている「坂井 勇貴」さん。
犬とめっちゃチューしてた。
エコビレッジサイハテでは本当に何でも作っちゃう
食べるものは何でも作っちゃう
さらっとそこら辺で、シイタケを栽培。
2年後に収穫できるようになるとのこと。
「生えるかな〜と思って植えてみた。」と言っていたバナナ。
しっかり生えてる。すぎょい。
ニワトリは当然のように飼っちゃう
当然のように飼っているニワトリ。
「こないだまでヒヨコだったんだよ〜」っておっしゃってました。
モバイルハウスも作っちゃう
こちらはモバイルハウス!
車輪がついていて移動する家なんです!
まだ作りかけみたいなんですが、作ろうって発想がすごいんですよね。
「どこで売ってるかな?」じゃなく「どうやって作ろうか?」とそもそもの発想が違ってます。
たくさんの木材がストックされてました。これが色んな物に生まれ変わります。
このデカイ木材!
なんと500円で仕入れてきたらしいんです!
「これを綺麗に削ってツルツルにすれば、机として10万円くらいで売れるんだぜ…」と不敵な笑みを浮かべられておりました。
500円が10万円!?すごすぎるっす。。。
「たくさん作ったんだろうな…」というのが分かる大量の木くず。
鉄でも作っちゃう
鉄を扱うプロフェッショナルもサイハテ村の中にいて、こちらの釜を使って何でも作っちゃうみたいです。
これは釜で熱して色々やって作られたサイハテ村のモチーフ。
すんごいおしゃれ。
挙句の果てには土で家まで作っちゃいました…。
サイハテ村では土で作られた定住できる家まで作っちゃってました。
アースバッグという土の入った袋を積み上げて作られた家。
試作第一号。これはあんまり住めそうにないな。
そして、次に作られた第二号。
この家、登れるんです。
室内は結構ひろくて6畳くらいありました。
ここは普通に住めます。しっかり布団も用意されてました。
アースバッグで作られた家のメリットはたくさんあります。
①構造そのものが耐震耐火耐久性を持つ
②ローテクニック故、みんなでつくれる”セルフビルド”
③シンプルな工具や道具、材料のため準備が簡単!
④地産地消で制作が可能な為に、資材不足知らず
⑤しかも、可愛くてデザイン性に優れている引用:《現在進行中》ボランティア×アースバッグ工法=新しい災害復興モデルを作る!! – CAMPFIRE(キャンプファイヤー)
これ土地を買って一軒立ててみたいな。
さらに詳しくはこちら。
案内していただいた坂井さんはアースバッグ協会の理事もつとめられています。
→日本アースバッグ協会 ジェバ -Japan Earth Bag Association-
幸せって何だろう? それは「自ら作ること」
何でもかんでも住人同士が協力して作っちゃうサイハテ村。
都会的な「より消費することが幸せ」という価値観に染まりかけていたぼくは、なかなかの衝撃を受けました。
「超楽しそうじゃん…!」と。
で、改めて幸せについてだったり、豊かさについて考えてみたんです。
そこで出た結論が「自らを表現すること」こそが現代において一番贅沢な幸せなんだということ。
一番シンプルなのは歌ったり踊ったりすることですかね。
ぼくらは自分を表現する機会をどんどん奪われています。
「作る」という仕事は偉い人が規格を決めちゃって、後はロボットにお任せ、というのが普通。
人間はそれを売るところに力を注ぐのが普通になってます。
昔だったら、多くの人が生産者(クリエイターに近い)だったから表現する機会は生活の色んな所にありました。
でも今は少ないですよね。
ぼくがこうやって書いているブログも1つの表現手段です。表現しなきゃやってられないんですよ。表現したくてたまらないんですよ。
田舎暮らしして食べる野菜を自給自足したり、ゆっくりとコーヒーを淹れたり、パンを作ったりすることが今の社会における贅沢になってますよね。
逆に、観光ってそんな面白く感じられないんです。
綺麗な場所は綺麗だけれど、それだけだし。
美味しいものはまあ美味しいけど、感動するほどではないし。
誰かが事前に決めてくれた楽しさを消費するのはもうつまらない。
そういえばこの記事にそれについて詳しく書いてます。
→ソシャゲにお金を使うくらいなら、ブログというゲームに時間をかけてお金を稼いだ方が100倍良い
結局は作ることが一番楽しくて幸せを感じられるんです。
生活に困らないお金を安定感を持って稼げるようになってから、お金と幸せはある程度まで関係があるけれど、一定ラインを超えちゃうと関係なくなってくることに気づきました。
「表現すること」
これが時代のキーワードになっていくことは間違いないでしょう。
お金は分かりやすいんですが、お金以外の価値観について考えるのはすっごく楽しいです。
2ヶ月くらいまではワクワクしてたんですが、お金はもうそんなに面白くない!と思うようになってきました。
先日訪れた糸島と合わせて、九州に行くなら必ず行っておくべき場所です。
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