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才能とは何か?自己理解オタクが定義を解説する
こんにちは、自己理解オタクが高じた結果、自己理解が専門の会社まで作ってしまったやぎぺーです。
僕はずっと思ってました
ぼんやりとしすぎ!
「才能がある」とか「才能がない」とかよく言われるけれど、そもそも「才能とは何か」という定義について知らずに悶々としていました。
ですが、才能に関する本を30冊以上読んだ結果、やっと納得する才能の定義に到達したのでこの記事で解説します。
才能とは、頻繁に繰り返す思考、感情、行動パターンである
才能とは、生産的に適用でき、頻繁に繰り返す思考、感情、行動パターンである
この定義はストレングスファインダーという才能診断ツールを運営しているギャラップ社による才能の定義です。
最も才能というぼんやりとしたものを端的に表していると思います。
これだけでは意味不明ですよね。詳しく解説します。
強みの方程式「才能×投資=強み」
「才能」を自分の「強み」にするためには「投資」が必要です。
つまり、「才能」は適切に「投資」をして初めて使うことのできる「強み」になるということ。
一般的に考えられている才能とは「歌が上手い」や「文章が上手い」などの具体的なスキルではないでしょうか?
ここでの才能は単なる思考、感情、行動パターンです。
例えば以下は全て才能です。
- 常にもっと良くできないか考えている(思考)
- 困っている人がいたら助けたくなる(感情)
- 思いついたらすぐ行動に移す(行動)
この才能に時間やスキル習得などの「投資」をすることで「強み」にすることが出来ます。
「才能を磨く」という言葉はまさに「才能に投資して強みにする」ということを表しているのでしょう。
もう少し深掘りしますね。
具体例 : 僕がブログで成功した要因を「才能」から考える
僕は会社を作る前、ブロガーとして活動していました。
過去にコンビルのアルバイトすらクビになったことのある僕がなぜブロガーとして上手く行ったのか。
ストレングスファインダーという自分の才能を知ることができるサービスを使ってみると分かりました。
ストレングスファインダーで4分類できる資質の内「影響力の資質(黄色)」が上位をしめていたのです。
影響力の才能とは、自然と人を行動させてしまう才能。
さらに影響力の才能の中でも僕の上位のものを見てみます。
才能
- 活発性:「とりあえずやろ!」という言葉で人を動かす
- 最上志向:周りの人の向上心をかきたて行動させる
- 指令性:自分の考えを強く主張し人を動かす
この才能に2つの投資を行いました。
- ライティングスキルの勉強
- 2年間ブログを書くという時間
その結果「文章で人を動かすことができる」という強みを手にいれることができました。
×
投資(ライティング・2年間)
=強み(文章で人を動かすことができるブロガー)
才能が強みになるその他の具体例
例1.共感性を強みにした例
他人の感情を敏感に感じることができる共感性という「才能」を持っている人が、安全に注射を打てるという「スキル」と患者に合った投薬量の「知識」を身につけると「患者に痛みを感じさせずに注射を打てる」という強みになる。
×
投資(注射のスキル・投薬の知識)
=強み(患者に痛みを感じさせずに注射を打てる)
例2.競争性を強みにした例
他者との比較によってモチベーションを得る競争性という「才能」を持っている人が、自社製品と競合製品を比較分析するという「スキル」と市場における危険な競争相手の「知識」を身につけると「他者と競った場合最後に契約をモノにできる」という強みになる。
×
投資(自社製品と競合製品を比較分析するスキル・危険な競争相手の知識)
=強み(他者と競った場合最後に契約をモノにできる)
参考図書
才能とは自分に合った山の登り方である
「○○をやりたいのですが、才能診断を受けて見て向いてないと思うので諦めようと思ってます。」と言われることが時々あります。
ストレングスファインダーで成長促進という「人の可能性を伸ばすことに喜びを感じる」という才能があります。
僕の友人で教育に対する情熱を持っているのに関わらず、ストレングスファインダーの結果を見て「成長促進」という才能がないことが理由で諦めようとしていました。
けれど、それは勿体なさすぎると断言できます。自分の心が情熱を感じることがあれば、自分が持っている才能を使った方法で実現できるからです。
例えば「教師になりたい」と思った場合。ストレングスファインダーの「成長促進」という人の成長に喜びを感じる才能がないとダメだと思いがちです。
しかし、「自我」という人の役に立ちたいという才能を使い、生徒から感謝されたいという欲でも良いでしょう。感謝されればされるほどもっと良い指導法をマスターしようと向上できます。
また、「学習欲」という勉強している過程に喜びを感じる才能を使って、沢山の知識を得てそれを生徒に伝えてあげても良いでしょう。
行き着く先は同じでも実現方法は人それぞれなんです。
才能の種類にはどんなものがあるのか
じゃあ才能にはどんなものがあるのか。
ストレングスファインダーでは才能を34に分類しています。
以下、リストで示しておきます。
この記事ではストレングスファインダーを例に挙げて説明していますが、他にも才能を分類する方法はいくつもあります。
その他の才能の定義
「才能とは、情熱を持続させる能力のこと」宮崎駿
才能の定義で最も有名なのが「才能とは、情熱を持続させる能力のこと」という宮崎駿さんの定義。
これは本記事での才能の定義と非常に近いです。
「頻繁に繰り返す思考、感情、行動パターン」とはつまり、頑張らなくても自然と出てしまう特徴のこと。
自然と出てしまう特徴はそのまま「情熱を持続させる能力」と言い換えられそうです。
「才能とは努力を継続できる力」羽生善治
この定義も宮崎駿さんの「持続」とほぼ同じ「継続」という言葉を使われています。
自然と努力を継続できることがどちらの定義にも共通する才能の共通点ですね。
自分の才能を知らないと何に時間とお金をかければ良いのか分からない。まずは自己理解を深めよう
「才能」は「投資」をして初めて、具体的な強みになります。
強みは才能と投資の掛け算なので、もとの才能が大きくなければいくら投資をしても大した強みになりません
なので早い段階で自分の才能を知っておけば、意識的に強みを作ることができます。
逆に才能を知らないままに投資をした場合、大した強みにならず時間とお金が無駄になってしまうかもしれません。
だからこそ早めに自分の才能を知っておくべきです。
ストレングスファインダーやエニアグラムなどの自己理解ツールを使ってみてくださいね。