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あなたの「強いこだわり」は才能である。強いこだわりを活かす方法を解説する
こんにちは、株式会社Meee代表の八木仁平です。
どんな人にもその人なりの、こだわりがあるもの。
実はあなたが持っているそのこだわりは才能です。
例えば、僕のこだわりをいくつかリストアップすると、
- 周りと違うことをしたい
- 自分の仕事は質が高くなければいけない
- 人と比べてNo.1にならなければいけない
などがあります。
この各々が持っている強いこだわりは、ストレングスファインダーやエニアグラムなどの才能診断を受けることである程度知ることができます。
まだストレングスファインダーやエニアグラム を受けてない方は以下の記事からどうぞ。
この強いこだわりは上手く使えばとても強力な「強み」になりますが、固執して振り回されてしまえば「弱み」になってしまうのです。
じゃあどうすれば、せっかくの強いこだわりを弱みにせずに強みにすることが出来るのか。
強いこだわりは才能であることの説明
才能はそれぞれ強いこだわりを持っています。
そのこだわりを自覚して、いつ使うかを選択できるようになれば強みにすることができます。逆に自覚せずに振り回してしまえば弱みになってしまうんです。
- 強いこだわり=才能→自覚する→セルフコントロールして選択→強み
- 強いこだわり=才能→自覚しない→過剰使用→弱み
例えばストレングスファインダーでの「最上志向」という高い質を求めたい才能の場合、
- 最上志向→高い質を求めたい→自覚する→質を追求する場面を選択できる。→強み
- 最上志向→高い質を求めたい→自覚しない→どんな場面でも質を追求してしまって時間が足りない。周りの人にも常に質の高さを求めてしまう→弱み
例えばストレングスファインダーでの「コミュニケーション」という言葉で人を動かしたい才能の場合、
- コミュニケーション→言葉で人を動かしたい→自覚する→今、自分が喋るべき場面か選択できる→強み
- コミュニケーション→言葉で人を動かしたい→自覚しない→常に喋っていないと落ち着かなくて黙るべき場面が分からない→弱み
例えばエニアグラムでの「タイプ5研究者」は沢山の知識を得たいという才能を持っています。
- タイプ5研究者→沢山の知識を得たい→自覚する→現実的な問題に対処するのにこれ以上新しいことを学び続ける必要があるのか選択する→強み
- タイプ5研究者→沢山の知識を得たい→自覚しない→際限なく知識を入れ続ける→弱み
このように、才能は自覚することが出来ると使わない場面を選択できるようになり、強みとして輝きだすのです。
才能それ自体には良いも悪いもありません。
自分の目標達成のために役立っているなら「強み」ですし、こだわりのせいで進めなくなっているならば「弱み」です。
強みと弱みは表裏一体とよく言われるのはこのことです。
自分のこだわりを自覚して、固執しない選択をすると強みになる
ストレングスファインダーで分かる34資質別のこだわり
まずは自分がどんなこだわりを持っているのかを知りましょう。
ストレングスファインダーでの34資質別のこだわりリストはこちら。
(印刷用シート→ストレングスファインダー34資質のこだわりポイント)
アレンジ | 仕事は常に効率的でなければいけない。他の人を最適に配置しなければいけない。コントロールされてはいけない。 |
回復志向 | 問題を解決しなければいけない。壊れたものを直さなければいけない。 |
規律性 | 最も効率的で快適なスケジュールと環境にいるべき。自分の日々を自分が管理して行動するべき。事前の計画に従わなければいけない。 |
公平性 | 不公平やえこひいきをしてはいけない。一度決めたルールは守らなければいけない。自分だけ得をしてはいけない。自分だけ得をしようとする人を許せない。 |
慎重さ | 失敗してはいけない。個人的なことは他人に知られてはいけない。決断する前にはよく考え準備しなければいけない。リスクを取ってはいけない。 |
信念 | 金や地位につられて信条を曲げてはいけない。筋を通すべき。人として守らなければいけないものがある。正しいやり方をしなければいけない。 |
責任感 | 自分が「やります」と言ったことは必ずやり遂げなければいけない。他者から信頼されるべき。約束を守らない人を許してはいけない。 |
達成欲 | たくさんのことをして生産的でいなければいけない。忙しく働くべき。 |
目標志向 | 目標達成に役立たない無駄なことはするべきでない。脇道に逸れてはいけない。 |
活発性 | 思いついたらすぐに行動を起こさなければいけない。すぐ始めなければいけない。何もしていないことに我慢できない。議論よりも行動すべき。 |
競争性 | 勝負をするなら勝たなければいけない。No1でなければいけない。勝てない試合には出るべきではない。 |
コミュニケーション | 自分の話を分かってもらわなければいけない。自分の話にポジティブな反応がなければいけない。分かりやすく面白く話さなければいけない。 |
最上志向 | 優秀でなければいけない。現状に満足してはいけない。無駄なことをさせる人を許してはいけない。苦手なことはすべきでない。優秀な人と働かなければいけない。中途半端な仕事をしてはいけない。 |
自我 | 人から優秀で重要な人物だと思われるべき。誰にでもできる仕事をしてはいけない。無視されてはいけない。目立たなければいけない。 |
自己確信 | 自分のことは自分で決めなければいけない。大事なことを決めるときに人に相談してはいけない。自分の運命は自分でコントロールすべき。 |
社交性 | 今までに会ったことがない人に合わなければいけない。相手に好かれなければいけない。嫌われてはいけない。 |
指令性 | 物事の主導権を握らなければいけない。運転性に座るべき。言いたいことがあるなら単刀直入に言うべき。正直であるべき。衝突は避けられない。 |
運命思考 | 人も動物も生きとし生けるものを排除したり虐待してはいけない。ご縁を大事にしなければいけない。 |
共感性 | 人の気持ちを傷つける言動をしてはいけない。人の気持ちが分からない人が許せない。感情を大事にしなければいけない。 |
個別化 | 1人1人の違いを大事にしなければいけない。相手を自分の思い通りにしようとしてはいけない。個人のニーズを大事にすべき。 |
親密性 | 表面的な浅い付き合いはしてはいけない。信頼している相手に隠し事をせずに正直でいなければいけない。 |
成長促進 | 人の無限大の可能性を否定してはいけない。人の能力を今現在の評価だけで考えるべきでない。誰かが「やりたい」と言っていることを「無理だ」と否定してはいけない。 |
調和性 | 声を荒げて感情的に言い争いをしてはいけない。波風を立ててはいけない。人と衝突してはいけない。全員の合意がなければいけない。 |
適応性 | その場で起きることに対処すべき。自然に起きることに身を任せるべき。 |
包含 | 仲間はずれにされてはいけない。人を排除してはいけない。多様性を受け入れなければいけない。派閥はあるべきでない。 |
ポジティブ | ポジティブな気持ちでなければいけない。場が明るくなければいけない。ネガティブでいるべきではない。 |
学習欲 | 常に新しいことを学んでなければいけない。知ったかぶりをしてはいけない。好奇心を常に持っていないければいけない。 |
原点思考 | 過去の経緯を知らなければいけない。過去の事実を正確に覚えてなければいけない。 |
収集心 | 幅広くなんでも知っておかなければいけない。役立つ可能線のあるものを全て集めなければいけない。新しい情報を知る機会を逃してはいけない。 |
戦略性 | あらゆる可能性を検討しなければいけない。物事を先読みしなければいけない。パターン分析のための情報を手に入れなければいけない。常に違うことに挑戦しなければいけない。 |
着想 | 自分や自分のアイディアが普通、平凡ではいけない。全く新しい可能性を探求しなければいけない。すでに試したことをやってはいけない。 |
内省 | 1人で深く考えなければいけない。考えなしのアプローチはいけない。 |
分析思考 | 本当のことを知らなければいけない。出来るだけ全て数値化しなければいけない。白黒はっきりさせなければいけない。理由・根拠を突き詰めなければいけない。 |
未来志向 | 未来について考えるべき。未来に希望がなければいけない。現状に満足してはいけない。 |
エニアグラムでの9タイプのこだわりリストはこちら。
タイプ1 完全主義者 | 正しいことをすべき |
タイプ2 献身家 | 人から愛され、親密であるべき |
タイプ3 達成者 | 成功していて、人からよく思われるべき |
タイプ4 芸術家 | 自分に正直であるべき |
タイプ5 研究者 | 何かに熟達すべき |
タイプ6 堅実家 | 期待されることをすべき |
タイプ7 楽天家 | 必要なものを全て手に入れるべき |
タイプ8 統率者 | 強くあり、自分の状況をコントロールすべき |
タイプ9 調停者 | 周りの人が大丈夫であるべき |
各資質を持っている人が必ずしもここに書いたこだわり全てを持っているわけではありません。
ですが、自分が普段気づかないこだわりを自覚するのにはとても役立ちます。
こだわりを自覚して、選択できるようになるためのワーク
こだわりはほぼイコール「才能」で、こだわりがあるからこそあなたが得意なことがあります。
分析思考を持っていて「全てを白黒はっきりさせるべき」だと感じている人は自然とそれが得意になります。
ただ、必要のない場面でもこだわりに固執しすぎてしまったら自分の人生を制限してしまう要因(弱み)になってしまうのです。
それではこのこだわりを自覚した上で、するかどうかを選択するためのワークをやってみましょう。
これ、本当に効果抜群です。
実際に僕がやって見た具体例も紹介しながら解説します。
1.自分が「べき」「しなければいけない」と感じていることを3-5つ書き出して、最も強いものに★をつける。(静かな場所で、自分の気持ちに素直に書いてください)
【例】
- 自分らしくいるべき
- ★人と違う存在であるべき
- 成功者であるべき
- 価値ある人間でなければいけない
- No. 1でなければいけない
⒉そのこだわりが自分の生活・仕事・人間関係の制限になっていることはあるか考える。
【例】
「人と違う存在であるべき」
→自分が認められなさそうな場へは顔を出さない
→個性的でない人とは付き合わない
→人前で「大したことないやつだと思われたらどうしよう」と感じて緊張してしまう
3.★をつけたこだわりを否定してみる。
【例】
「人と違う存在であるべき」→「常に人と違う存在である必要はない」
4.その言葉を信じてもいいかもしれないと思える理由を考える。(ここでもっともらしい理由を考えられるほどこだわりが緩んで成長できます。)
【例】
「常に人と違う存在である必要はない」
→なぜなら、すでに自分は人と違う存在だから。
→なぜなら、最初はみんな同じ基本から学んでいて個性が出るのはその後だから。
→なぜなら、周りから見たらこれまでの実績だけで十分個性的だから。
どうでしょうか?
このワークをすれば、自分が持っていたこだわりが少し緩んで、必ずしもいつも固執する必要がないと思えるようになったはずです。
改めてこの記事の内容をまとめます。
- 才能=強いこだわり
- 強いこだわりは、強みでもあり、弱みでもある
- 強いこだわり→自覚する→セルフコントロールして選択→強み
- 強いこだわり→自覚しない→過剰使用→弱み
- ワークを行うことでこだわりを緩めることができる
自分のこだわりに固執しすぎると、許容できて付き合える人も少なくなってしまい、人生の自由度も下がってしまいます。
ですが、自分のこだわりから完璧に解放されることは不可能です。
むしろそれがあなたの才能なので完全に解放される必要はありません。
自分のこだわりを大事にしつつ、より自由な選択ができるようになりましょう!
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