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「好きなこと」と「得意なこと」の違い。どちらを仕事にすればいいのか?
こんにちは、株式会社ジコリカイ代表の八木仁平です。
- 「好きなことで生きていく」
- 「自分の得意なことを仕事にするといい」
- 「やりたいことだけやって生きるべきだ」
こんな言葉を聞くことが多いですよね。
こういう言葉を色々聞きすぎて、頭の中がゴチャゴチャになり「じゃあどうすればいいんだよ!」と思ったことのある方は多いのではないでしょうか?
そう思ってTwitterで聞いて見たところ、予想以上の人がこの違いが分からずにモヤモヤされてました。
やりたいこと、好きなこと、得意なこと、がごっちゃになってる人多いのでここを解説する記事書こうと思う。
読みたい?
— 自己理解やぎぺー (@yagijimpei) 2018年8月9日
好きなこと、得意なこと、やりたいこと、この違いを整理するのってとても難しくて僕も本格的に自己理解の勉強を始めるまで全く分かっていませんでした。
ですが、この違いって分かってしまえばこれから自分がどうやって生きて行くかが明確に見えてくるんですよ。
なのでこの記事では、好きなこと・得意なこと・やりたいこと、という3つの言葉の違いについて考えていこうと思います。
さて、どれを仕事にするべきなんでしょうか?
最初にまとめておきましょう。
- 好きなこと(情熱)…その行為自体に価値を感じる・没頭する・熱中する・夢中になる・自分の絶対的な感覚
- 得意なこと(才能)…苦なくできる・人より上手くできる・スイスイできる・自然とできる・他人との比較で気付く
- やりたいこと…好きなことを得意なやり方で実現すること
これだけでは分からないと思うので詳しく見て行きます。
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好きなこと×得意なこと=やりたいことを作ることが出来る
まず、よく言われる「やりたいこと」とは何か。
「やりたいこと」ってめちゃくちゃぼんやりしている言葉ですよね。
実はこの「やりたいこと」という言葉は2つの要素に分解できます。
- やりたいこと=好きなこと×得意なこと
会社で考えると分かりやすいですね。
好きなことが業界で、得意なことが職種です。
好きなことが「ファッション」である場合、得意なことである「作る」「売る」「着こなしを教える」など掛け合わせて1つの仕事になりますよね。
じゃあ、その「好きなこと」「得意なこと」とは何なのか詳しく説明していきます。
「好きなこと」は誰が何と言おうと自分が価値を感じるもの
まず、好きなこととは何か。
簡単に言うと「誰が何と言おうと自分が価値を感じること」です。
そして価値を感じているからこそ没頭してしまうこと。
僕の場合は「自己理解」が好きなことです。
自分が自己理解というものに価値を見出してしまっているので、誰が何と言おうと好きなんですよね。
また、自己理解の本を読んだり、考えたりしているといつも夢中になってしまいます。
好きなことは言い換えると「情熱」です。
「俺はこれが好きなんだ!」という想いのことですね。
もちろん情熱は1つだけ持っているというものではありません。
いくつも情熱がある人は、どちらも突き詰めたり、ミックスして行ってもちろんオッケーです。
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「得意なこと」は人と比べた時に自分の方が上手くできること・やり方
では得意なこととは何か。
簡単に言うと「人よりも上手くストレスなく出来ること」です。
ストレスなくスイスイ出来てしまうので、他の人に対して「何で出来ないの?」と思ってしまうことでもあります。
これはストレングスファインダーという才能診断を受けることで分かるもの。
僕の持っている才能をダーっと書きます。
- 競争でイキイキする
- クオリティの高さを追求できる
- 目標に向かって優先順位を決めて進める
- 未来を予測する
- 説得力のある言葉を書くことができる
- 人から注目されることでエネルギーが出る
- 物事を抽象的に考えて整理することが出来る
- 新しいことを学ぶ
こんなところ。
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やりたいこと=好きなこと×得意なこと
得意なことはあくまで自分なりのやり方です。得意なこと単体ではあまり意味がありません。
好きなことと掛け合わせて初めてやりたいことになります。
僕の例で掛け合わせてみるとこうなります。
- 自己理解の分野で、トップになる
- 自己理解について最も詳しい人になる
- 自己理解の分野でトップになるために必要なことをする
- これからの未来で起こる変化に合った自己理解コンテンツを作る
- 自己理解の必要性を伝える
- 自己理解業界の第一人者になる
- 自己理解が誰にでも出来るように抽象化した理論を作る
- 自己理解について最新の知識を学び続けて伝える
どうでしょう、分かってきましたかね?
例えば「ファッションが好き!」はやりたいことではありませんよね。好きなことです。
「物作りをしている時は楽しい!」はやりたいことではありません。得意なことです。
「ファッション関連の物作りをしたい!」がやりたいことです。
言い換えれば、やりたいことは「What(何を)をHow(どうする)」の組み合わせです。
「What=好きなこと」で「How=得意なこと」です。
やりたいことを考えるときは、「何をどうしたいのか」を考えましょう。
僕の場合は「自己理解について学んで人に伝えること」がやりたいことです。
「自己理解」が好きなこと。自己理解については興味が溢れて止まりません。
「学んで人に伝える」が得意なこと。学んで伝えることは仕事じゃなくても自然とやってしまいます。
同じ「自己理解」という好きなことを持っていても「自己理解を使って人に寄り添いたい」がやりたいことの人もいます。
同じ「学んで人に伝える」という得意なことを持っていても「スポーツについて学んで人に伝えたい」がやりたいことの人もいます。
これが「やりたいこと」の定義です。
これが「やりたいこと=好きなこと×得意なこと」の意味です。
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「得意なこと」と「上手いスキル」は別で考える
ここで重要なのは、「得意なこと」と「上手いスキル」は全く別物だということ。
混ぜて考えると分かりづらくなってしまうので、注意してください。
わかりやすく表にしてみました。
例えば「自己理解(好きなこと)を人に教える(得意なこと)」というのはやりたいことです。
でも、それを実現するためには知識やスキルなどの手段が必要になってきますよね。
人に届けるために僕の場合は「ブログ運営」というスキルを身につけました。
ここにスキルを混ぜるとこうなります。
「自己理解(好きなこと)を人に教える(得意なこと)ために、ブログ運営というスキルを身につけて使う。」
スキルは必要なものですが、あくまで後付けです。
なぜならスキルを優先的に考えてしまうと、人生の柔軟度が下がってしまうから。
「看護師のスキルがあるから看護の仕事をしよう」
「お金に詳しいからファイナンシャルプランナーになろう」
こうやって、持っているスキルから考え出した仕事に情熱が抱けるでしょうか?
スキルは後でいつでも学ぶことができるので、まずは自分の「好きなこと」と「得意なこと」を明確にしましょう。
「得意なこと」と「上手いスキル」の詳しい違いについて知りたい方は、以下の記事を読んでみてください。
「好きなこと」と「得意なこと」の違い。どちらを仕事にすればいいのか?まとめ
ここまでの話をまとめますね。
- 好きなこと(情熱)…その行為自体に価値を感じる・没頭する・熱中する・夢中になる・自分の絶対的な感覚
- 得意なこと(才能)…苦なくできる・人より上手くできる・スイスイできる・自然とできる・他人との比較で気付く
- やりたいこと…好きなことを得意なやり方で実現すること
「好きなことを実現するために得意なことを使う。それがやりたいことになる。」というのが一連の流れです。
ここまで分解すれば、今自分がやろうとしていることはどこに属しているのかが分かるはず。
最初に「どちらを仕事にすべきなのか」と書きましたが、これはどちらかを選ぶものではありません。
好きなことを得意なやり方で実現していくものなんですよね。
頭がゴチャゴチャになっていた人の思考整理の助けになっていれば嬉しいです。
やりたいことに「大事にしていること」が掛け合わさると「自分らしさ」になります。以下の記事で解説しているのでぜひ読んでみてください。
やりたいことについてより詳しく知りたい方は無料配布している「やりたいこと探しを終わらせる3ステップセミナー動画【3大特典付き】」を合わせて見てみてください!