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僕が衝動買いを止めない理由
衝動的に欲しくなったものは、迷わず買うようにしている。
いつも彼女から「もう買ったの?はや。」と呆れ顔で言われるくらいのスピードで買っている。
もう欲しくなったら止められない。
いや、あえて止めようにしている。
一般的には衝動買いは否定されがちだけれど、僕にとってはむしろウェルカム。
僕のこれまで最大の衝動買いは、キャンピングカーを買ったこと。
350万円。
結局あまり乗らなくて売ることになったけれど、衝動に従ってみたことでとてもいい経験になった。
自分が運転が好きじゃないことが分かったし、家で寝ることの素晴らしさも分かったから。
そしてブログに書くことによって元も取った。
人と会った時にもネタとして話せる。
一般的にはバカだと思われる衝動買いが、僕にとっては大事な人生の潤いになった。
多分、日々を退屈だと感じている人は、衝動を頭で飼い慣らしてしまっているんだと思う。
けれど頭で考えて動けば動くほど、どんどん退屈な方向に向かっていく。
そりゃそうだよね。
頭は「役に立つかどうか?」「ためになるかどうか?」という理性を司っている場所だから。
理性は正解探しを始める。
「どっちの道が正しいのか?」と考え始める。
正しい道ばっかり進んでいたらもちろん退屈になる。
そんな頭に縛られた退屈な日常を破壊してくれるのが「衝動」だ。
心から湧き出てくる衝動。
身体がついつい動き出してしまう衝動。
説明がつかないんだけど、エネルギーが湧き出して仕方ない感覚。
そんな衝動を否定するくらいなら、一度従ってみた方がいい。
はじめの内は頭が「それ本当に必要?」と、口出ししてくるけれど我慢して無視する。
衝動に従ってみれば、それが本当に自分の人生に必要なものなのかは自然と分かる。
手に入れてしまってから「さて、なんでこんなものが欲しかったんだろう?」と頭で考えればいい。
さらに「さて、どうやって元を取ろうか?」と頭で考えればいい。
自分の衝動的な行動を、無理矢理成功にすればいい。
心で動いて、あとで頭で正解にする。
「キャンピングカーが欲しい!」と思ったら、まずは買うと決める。
そのあとで「どうやって稼ごうか?」「どんな風に使おうか?」と頭を捻らせればいい。
これを繰り返すことで、豊かな人生は作られていく。
あとで必要なくなったら、売ればいい。今は個人で簡単にものを売れるいい世界になった。
衝動買いの味方だ。
- 役に立つかな?
- お金は大丈夫かな?
- 周りの人にどう思われるかな?
- 本当に必要かな?
そんな疑問は一旦置いておこう。
そんなことは買ってから考えればいい。
「海賊王に俺はなる!」と港町を飛び出したルフィがたくさんの仲間を巻き込んでいるように、衝動から溢れ出るワクワク感は周りの人にも伝染する。
いきなり「海賊王になる!」とデカい衝動で動くのは難しいから、まずは日々の小さな衝動に従ってみればいい。
その積み重ねで大きな行動ができるようになっていく。
「小さな衝動が見えない」という場合は、本屋に行くといい。
本屋には様々なジャンルの本が並んでいる。
だから一通り棚を眺めているうちに、必ず何かの衝動が湧いてくる。
読みたい本があればすぐ買おう。(「読むべき本」を買うんじゃないよ。「読みたい本」を買うんだよ。)
そして欲しいものができればすぐ買おう。
「家で映画が見たい!」と思って楽天市場ですぐにホームシアターを買った。
「ハムスターを飼いたい!」と思って近くのペットショップに行きすぐにハムスターを飼い始めた。
「ハムスターの動画が撮りたい!」と思ってすぐにAmazonで三脚を買った。
「立って仕事がしたい!」と思ってすぐにスタンディングデスクを部屋に導入した。
「かっこいいスーツが欲しい!」と思ってすぐにマルジェラに行き、20万円のセットアップを買った。
これらが最近の僕の衝動買いだ。
繰り返す。
頭が先に来ちゃダメだ。正解探しの人生になってしまって、退屈になる。
心と身体が発する衝動の声に従って、あとで頭で正解にすればいい。
もし失敗したとしても「学びになった」と考えれば、それは成功だ。
衝動を頭で抑え込むことに慣れた先には、予定調和な人生しか存在していない。
衝動に従って、人生を豊かにしていこう。