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甘美な言葉に騙されるな!旅をしながら稼ぐのがしんどい3つの理由
キャンピングカーで日本を旅しながら働いているやぎぺーです。
弱音を吐かせてください。
旅しながら稼ぐというオシャレ感もありつつ耳心地のいいワードに騙されがちですが、実際にやっているとかなりハードでした。
甘い響きに隠されて、あまり語られていない「旅をしながら稼ぐ」ことのしんどさについて語ります。
初めましての方に前提を説明させていただくと、ぼくは大学卒業後ブロガーとして生計を立てながら、キャンピングカーで移動生活を送っているという立場からこの記事を書いています!
1.旅をしているとルーティンが作れない
旅をしていると、毎朝違う場所で目を覚まします。
毎日違う場所にいるので、いつもは何気なく行っている行動1つ1つに意志力を使う必要があります。
ざっと考えてみただけでも、以下のような普通は習慣化されている行動を毎日決断する必要が出てきちゃう。
- 泊まる場所を決める
- シャワーを浴びる
- 洗濯する→洗濯物を干す
- 食べるものを決める
- 働く場所を決める(ぼくの場合は電源のあるカフェを探す)
などなど。
普通に生活していると何も考えずにできることを決断しなければいけないと、その分だけ体力と意志力を消費しちゃいます。
そして仕事をするのに使う力がなくなっていく……。
スティーブ・ジョブズが仕事上の意思決定のクオリティを上げるために服をワンパターンにしたように、仕事に集中したいなら関係のない意思決定は少なくするべきなんですよね。
旅をしながら働くとこれと全く逆の環境に身をおくことになります。
毎日違う場所に行くので意思決定の回数が多くなりすぎて、いつのまにか疲れきってしまいます。
そして仕事ができたとしても適当になってしまうという…。
2.ホテル暮らしでもない限り、周りの人に気を使う
旅をしながら働いて稼ぐとなると、多くの人は宿泊料金の安いゲストハウスなどに泊まることになると思います。
ぼくはキャンピングカーで移動生活をしているので、キャンプ場などで寝泊まりします。
どちらにせよ、ものすごーく周りの人に気を使う。
ゲストハウスだと「交流しなきゃいけないのかな?」って考えるし、キャンピングカーだと「迷惑をかけないように行動しなきゃ」とめっちゃ窮屈。
ぼくの性格がもっと開放的だったらいいんですが、1人でいるときでも幸せを感じられるぼくにとってこれはすごくキツい。
という人間にとって非常に当たり前の欲求に、家を失うことによって気付きました。
3.大量のインプットに、アウトプットがついていかず消化不良になる
旅は基本的に知らない場所に行くので、大量の情報が流れ込んできます。ものすごい量のインプット地獄。
対して仕事はアウトプット。じっくりと頭の中で練って、手を動かして成果物を生み出すのが仕事です。
インプットが増えるという点はすごく良いのですが、多すぎると、情報が整理できずに消化不良になってしまいます。
まさに今のぼくは「ブログに書けること沢山あるけれど何を書いたら良いか分からない。」という混乱状態。
これは人によるかもしれませんが、ぼくの場合は生産出来る量とクオリティは旅をしていると、下がってしまいます。
息は吐かないと吸えません。
そのように、適切な量のインプットとそれに応じたアウトプットを脳内で回していける環境が必要です。
この消化速度を早めれば旅で大量の情報を仕入れながら仕事をするということは可能に思えますが、そのレベルはなかなか先にあるのかなと感覚的に感じています。
旅をしながら働いている高城剛さんとか、本当にスゴいなぁ。と素直に尊敬します。
暮らし方、働き方は模索し続けるもの
旅をしながら稼ぐことを実践してみた結果、想像しているようなキラキラした世界観ではなく、かなりハードな現実が待ち受けていました。
これは実際にやってみなければ分からないこと。
現時点では「旅は消費だと割りきって楽しむもので、生産活動である仕事とは切り離すべき」という結論に至りました。
最低でも1ヶ月以上は定住すべきですね。常に移動はキツすぎます!
「旅をしながら働いて稼ぐのって最高じゃね!?」とワクワクしていた3ヶ月前のぼくのような人に届きますように。